2012年10月7日日曜日

心不可得(後):道元の合理的な精神

この巻は、前半は、直前の心不可得(前)と全く同じ。心について尋ねる餅売りの老婆について書いている。

この老婆について、一般的には、かなりの仏知識を持った人物と考えられるが、道元は、そんなことは、このエピソードからではわからないという。

この老婆は、確かに高僧も答えに窮するような、するどい質問を投げかけることはできるが、しかし、その答えを自ら、高僧に返すことはしなかった。

よって、この老婆の本当にレベルは、わからないという。

こんなところに、通説の内容にも、納得しなければ鵜呑みにしない、道元の合理的な精神を見て取ることができる。

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