行持とは、仏祖が代々に渡り、修行を続けていることをいう。
道元によれば、釈迦以来の、代々の仏祖の厳しい修行は、単に、仏教の存続を支えているだけではなく、そうした行持があることで、この世が存在する、という。
仏教が伝えられるということは、仏典などの書物や思考によって伝えられるのではなく、座禅を中心とした、修行という行いが、ずっと続けられる、といことにある。
このことは、仏教あるいは宗教のみならず、人間のすべての営みについてもいえることだろう。
この巻には、道元の独自の理論や思想が語られているわけではない。ただ単に、過去の仏祖達の修行の様子が語られているだけだが、道元の基本的な考え方がよく表れている。
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